「フォトンカウンティング」は光子（フォトン）と呼ばれる光の粒を一粒ずつとらえ、カウントする技術です。
キヤノンはその精度を高め、より正確に、より高効率にフォトンをカウントします。

カメラなどに搭載されるイメージセンサーの一種「SPADセンサー」はこの技術を活用し、暗い場所でも被写体を鮮明に撮影することや、3次元空間の認識を可能にします。

半導体チップの回路パターンを形成する技術「ナノインプリンティング」。
「はんこ」のように、パターンを刻んだ型を押し当てて回路を形成します。これにより、0.5ｍｍのシャープペンシルの芯に3万本以上の線を書ける細さの、精密な回路パターンをつくることができます。

色鮮やかなインクの材料技術、精度の高いインクの着弾をコントロールするデバイス技術、均一に描くことのできる制御技術、そして出力する素材に合わせたカラーマネージメントを実現する画像処理技術などを複合し、キヤノンは多彩な「描く」を実現しています。​

イメージング技術とAIを組み合わせて開発した「顔認証技術」と「行動認識技術」。​
「顔認証技術」は、逆光・顔の向きによる映り方の差、髪型、メガネの有無などに関わらず、人物を認証し顔を見分けることができます。立ち止まることなく判定できることも特徴です。
「行動認識技術」では、どのような行動をとっているかを認識することが可能です。

複数のカメラで同時撮影した映像から3Dデータを生成する技術です。
カメラを置けない場所から見た2D映像、VRやARに向けた3Dコンテンツの制作や、3Dフィギュアや立体ディスプレイ向けのデータなど、さまざまなアウトプットの提供が可能です。

EOS画質2D・3D変換は一回の撮影で画像を3D化する技術です。キヤノン独自のセンサー技術と画像信号処理技術の活用により、特別な機材が不要なため、手軽に3D画像の撮影が可能です。

複数のリモートカメラに役割を与え自動撮影を行う技術「マルチカメラ・オーケストレーション」。
これにより1人のカメラマンの意思で複数のカメラを同時に動かすことが可能になり、撮影の効率化やコストの削減など、映像制作における課題を解決する存在になります。

キヤノンが開発した超小型人工衛星です。CE-SAT-IIBによる衛星画像は都市部、山間部や沿岸部などの広域にわたる地上の夜間撮影が可能です。
また、優れた姿勢制御システムとの組み合わせによって、宇宙空間においては、天体をはじめ、国際宇宙ステーションなどの物体撮影も行うことができます。

超高感度カメラは、夜間撮影に優れ、月あかり程度のわずかな光源※1によって照らされた地上の観測も可能です。​
夜間における船舶の運航状況、各種施設利用状況の把握、災害発生状況や復興状況の把握など、暮らしのさまざまな場面での活用が期待されています。​ （※1）月あかり程度の撮影には諸条件ございます。